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倒立前転を成功させるコツ5選を紹介!失敗の原因や段階的な練習方法も解説

「倒立前転」は「倒立」した状態から「前転」して立ち上がるアクロバット技です。
よくある失敗例には、倒立が安定しない、背中から落ちてしまう、回転が途中で止まり立ち上がれないなどがあり、恐怖心を抱く子どもも少なくありません。
 
本記事では、倒立前転の失敗例・主な原因・うまく行うコツ5選・段階的な練習方法・注意点などを解説します。
 

倒立前転のよくある失敗例

よく見られる失敗例には、以下のようなものがあります。
  • 倒立が安定せず崩れてしまう
  • 背中から落ちてしまう
  • 回転が途中で止まり立ち上がれない
とくに、背中から落ちてしまう失敗はよくあるパターンで、次の項で紹介する複数の原因が考えられます。

失敗の主な原因

ここでは、倒立前転を失敗する主な原因を3つ解説します。

恐怖心がある

倒立時に頭を下に向ける姿勢や、倒立から前転へ移る動作、過去の失敗経験などから、恐怖心を持つ子どもは少なくありません。
怖さを感じると、倒立中に肘が曲がり体をまっすぐ維持できない、体が緊張してスムーズに動けないなど、倒立前転の動作全体に影響を与えます。
 
恐怖心を和らげるためには、次のような方法で子どものペースに合わせて練習することが大切です。
  • マットや布団などを敷いた安全な場所で練習する
  • 大人の補助や見守り付きで練習する
  • 段階的に練習を進める
このような方法で恐怖心が和らぐと、動作が安定し、スムーズな倒立前転につながります。

倒立をマスターできていない

倒立前転を成功させるためには、倒立と前転の両方をそれぞれ習得している必要があります。
どちらか一方でも不安がある場合は、まずそれぞれの技をマスターしてから、倒立前転の練習へ移りましょう。
 
とくに、倒立でバランスを維持できない状態では、落ち着いて前転に移行できません。
倒立が安定しない場合は、腕や体幹の筋力が弱い、感覚をつかめていないなどの原因が考えられます。
 
壁倒立の練習を繰り返し行うことで、筋力や感覚を向上させましょう。

位置・力加減・動き・タイミングのコツをつかめていない

手や頭をつく位置、足を蹴り上げる力加減、前転に入るときの肘の動きや曲げるタイミングなどにはコツがあります。
これらを理解して、動きに定着させることで成功へ近づきます。
 
インストラクターに補助されながら倒立をする体操教室の生徒の様子

倒立前転をうまく行うための5つのコツ

ここでは、倒立前転をうまく行うためのコツ5選を紹介します。

手は肩幅に開いてつま先より少し前につく

倒立するときは、手を肩幅に開いて、つま先より少し前につきましょう。
手をつく位置がつま先から離れすぎていると、バランスを保ちにくくなります。
慣れるまでは、手をつく位置に印をつけるとよいでしょう。

足を強く振り上げすぎず勢いをコントロールする

倒立する際に、後ろ足を勢いよく振り上げすぎると、倒立する前に前転へ移ってしまい、体を丸めてスムーズに回転できません。
ただし、弱すぎると戻ってしまうため、適度な力加減を覚える必要があります。
 
力加減を身につけるには、背壁倒立が有効です。
壁に向かって倒立を行い、蹴り上げた足を壁に軽くつける動作を練習して、力加減を覚えましょう。

倒立中は体をまっすぐに伸ばしてマットを見る

倒立中は、視線をマットに向けることで姿勢が安定します。
そして、お腹や腰に力を入れて、体をまっすぐに伸ばしましょう。

前転に移るときは頭の後ろ側を床につけ手で床を押す

倒立から前転に移行するときは、重心を進行方向に軽く移します。
そして、肘をゆっくりと曲げ、あごを引いておへそを見ながら、頭の後ろ側を床につけましょう。
肘が伸びたままでは、背中から落ちてしまいます。
 
なお、頭は指先より前につくようにしましょう。
手と同じ位置に頭をつけると、自然な前転につながりません。
頭をつく位置にも印をつけておくと効果的です。
 
また、スムーズに回転して起き上がるためには、適切な勢いが必要です。
回転の勢いを補うために、前転するときに手で床を押すことも意識しましょう。

前転中は体を順番に丸めてスムーズに回転する

頭の後ろ側を床につけた後は、肩、背中、腰、お尻の順番に床につけながら回転します。
膝を早く曲げすぎたり、前転に入ってすぐ体の力を抜いたりすると、膝が鼻に当たり怪我をするおそれがあります。
膝は最後に曲げ、起き上がる直前に伸ばすことを意識しましょう。

初心者向け倒立前転の段階的な練習方法

ここでは、初心者向けの段階的な練習方法を解説します。
前転と倒立の両方をそれぞれマスターしてから、倒立前転の練習に移りましょう。
 
床に両手をつき両足を上に蹴り上げる生徒と倒立補助のために構えるインストラクターの様子

①前転をマスターする

まず、マットや布団の上で前転を練習します。
前転を始めるときは、頭の後ろ側を床につけることを意識しましょう。
そして肩、背中、腰、お尻を順に床につけながら回転する感覚を身につけます。

②倒立をマスターする

まずは壁倒立を練習し、慣れてきたら壁のないところで挑戦します。
お腹や腰に力を入れ、体をまっすぐに伸ばす感覚を覚えましょう。
 
腕や体幹の筋力が弱いと、倒立が安定しません。
壁倒立の練習を繰り返し行い、筋力を鍛えたり、倒立の感覚をつかんだりすることが大切です。
マットや布団を敷いて、大人が補助したり、見守りながら行いましょう。

③手押し車でバランス力を鍛える

手押し車は、子どもが両手を床について、大人が子どもの両足を持ち上げます。
その状態で、子どもは手を交互に前に出して進みましょう。
腕と体幹の筋力を鍛え、バランス感覚を身につけるのに役立ちます。

④ウォール・ウォークから前転の練習で感覚をつかむ

ウォール・ウォークは、まず壁にお尻を向けて立ちます。
その状態で両手の平を床について、足で壁をつたいながら上に上がっていく動きです。
手も徐々に壁に近づけて倒立の姿勢をとりましょう。
 
そして、倒立した状態から前転します。
ここでも、前転を始めるときは頭の後ろ側を床につけ、肩、背中、腰、お尻を順に床につけて回転することを意識して練習しましょう。
 
ウォール・ウォークからの前転は、足を振り上げる動作がありませんが、それ以外は倒立前転と同じような動きであるため、倒立から前転する感覚を覚えるのに有効です。
この練習は、マットや布団などを敷いて、大人の補助のもと行いましょう。

⑤補助付きの倒立前転で動きを習得する

ウォール・ウォークからの前転に慣れてきたら、補助付きでの倒立前転にチャレンジしましょう。
はじめは、大人が足を持ち上げたり、倒立を支えたり、必要に応じてサポートしてあげてください。
そして、倒立から前転への動きを補助します。
 
前転に移るタイミングでおへそを見ることや、肘や膝を曲げるタイミングなど、正しい動きを習得できるようサポートしてあげましょう。
補助付きで安定して倒立前転ができるようになったら、少しずつ補助を減らしていきます。

恐怖心を和らげ安全に行うためのポイント

恐怖心を和らげ安全に行うためには、段階的な練習に加えて、安全な環境を整えたり、ポジティブな声掛けをしたりすることが大切です。

マットを敷いて大人が補助や見守りをする

怪我を防ぎ、安心して練習するためには、安全な環境を整えることが必要不可欠です。
練習するときは、やわらかいマットや布団を敷きましょう。
そして、すぐにサポートできる場所で大人が補助・見守りながら実施することで、怪我を防ぐだけでなく、子どもに安心感を与えます。
 
怖さがあると、体も緊張してスムーズな動きができず、失敗につながる可能性があります。
すると恐怖や痛みを感じ、悪循環が生じてしまうのです。
恐怖心を和らげ、安心して練習できる環境を整えましょう。

ポジティブな声掛けをして成功の実感を持たせる

練習は、無理して長時間行うより、少しずつでも継続することで筋力やスキルの向上につながります。
練習中は、小さなことでも、できるようになった点や、上達した点を伝え、成功を感じられるような関わりが大切です。
 

倒立前転に関するよくある質問

Q1.倒立前転をするときに背中から落ちてしまうのはなぜですか?

A. 倒立から前転に移るときに肘を伸ばしたままにすると、背中から落ちやすくなります。
頭の後ろ側を床につけ、肘をゆっくり曲げながら手で床を押すことで、スムーズに前転へ移行できます。

Q2.子どもが倒立前転を怖がってなかなか挑戦できません。
どうすればよいですか?

A. 恐怖心は失敗経験や「頭を下にする動き」から生じることがあります。
マットや布団を敷いた安全な環境で、大人が補助・見守りをしながら段階的に練習することで、安心して取り組めます。
少しずつ成功体験を積むことが大切です。

Q3.倒立前転を成功させるために必要な練習は何ですか?

A. まずは「前転」と「倒立」をそれぞれマスターしましょう。
さらに、壁倒立や手押し車で体幹や腕の筋力を鍛え、ウォール・ウォークから前転する練習で感覚をつかむと効果的です。
補助付きで正しい動きを覚えることもおすすめです。

まとめ

「倒立前転」は「倒立」した状態から「前転」して立ち上がるアクロバット技です。
よくある失敗例には、倒立が安定しない、背中から落ちてしまう、回転が止まり立ち上がれないなどがあり、恐怖心を抱く子どももいます。
 
倒立前転の練習は、安全な環境を整えて段階的に進めることが大切です。
安全面に不安がある場合や、恐怖心がある場合は、体操教室で学ぶことをお勧めします。
 
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