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子どもの運動神経を良くする方法!家庭でできる遊び・運動習慣を紹介

「うちの子は運動が苦手で…」と心配される保護者の方は多いかもしれません。
しかし、運動神経は生まれつき決まるものではなく、日々の経験や遊びを通じて育っていく力です。
 
本記事では、運動神経とは何か、どうすれば伸ばせるのか、そして家庭で気軽にできる遊びやトレーニング方法まで詳しく解説します。
お子さまの運動能力を伸ばしたいとお考えの保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
 

運動神経とは?

運動神経とは、体を思い通りに動かすためのバランス感覚・反応・協調性などを総合した力を指します。
これは生まれつき決まるものではなく、幼少期の経験や環境によって発達していく力です。
 
走る、跳ぶ、投げる、捕るといった基本的な動きから、体を状況に合わせて動かす応用力まで、さまざまな要素が含まれます。
ここでは、運動神経の本質と、それが育つ仕組みについて詳しく解説します。

運動が得意な子に共通する特徴

運動が得意な子どもには、いくつかの共通した特徴があります。
まず、走る・跳ぶ・投げる・捕るといった基本動作をバランスよく身につけています。
特定の動きだけが得意なのではなく、さまざまな動作をスムーズにこなせることが特徴です。
 
また、動きの切り替えがスムーズで、状況に応じて体の使い方を瞬時に変えられます。
ボールを追いかけながら方向転換したり、走りながら障害物をよけたりする動作が自然にできます。
さらに、体幹がしっかりしており、姿勢が安定しています。
体の軸がぶれないため、どんな動作も正確に行うことができます。

運動神経は経験を重ねて育つ

運動神経は、遺伝的な要素よりも「経験」によって大きく育ちます。
さまざまな遊びや運動を経験することで、神経と筋肉の連携が強化され、動きの精度が高まります。
 
初めは不器用だった動作も、繰り返すことで徐々にスムーズになっていきます。
これは、脳が「この動作にはこの筋肉をこのタイミングで使う」という指令を学習していくプロセスです。
 
多様な動きを経験すればするほど、脳の引き出しが増え、新しい動作にも対応しやすくなります。 つまり、運動神経を伸ばすには「いろいろな動きを経験すること」が最も重要なのです。

プレゴールデンエイジ(5〜8歳)は伸びやすい時期

子どもの運動神経の発達には、特に重要な時期があります。
プレゴールデンエイジと呼ばれる5〜8歳の時期は、神経系の発達が著しく、運動能力が大きく伸びる時期です。
 
この時期に多様な動きを経験することが、将来の運動能力の基盤になります。
この時期の子どもは、大人が思う以上に早く新しい動作を覚えます。
 
また、失敗を恐れずチャレンジする気持ちも強いため、さまざまな運動に挑戦させるのに最適な時期です。
ただし、この時期を逃したからといって諦める必要はありません。
その後のゴールデンエイジ(9〜12歳)や、それ以降の年齢でも、適切な経験を積むことで運動神経は十分に伸ばせます。
 

運動神経が発達しにくい原因

現代では環境の変化により、子どもの体を動かす機会が減少し、運動神経が育ちにくくなっている傾向があります。
原因を理解することで、改善のヒントが見つかります。

外遊びや身体を動かす時間が少ない

現代の子どもたちは、昔と比べて外で遊ぶ時間が大幅に減少しています。
公園や空き地が減り、安全に遊べる場所が少なくなったことに加え、ゲームやスマートフォンなど室内での娯楽が増えたことも要因です。
 
屋外での自由な遊びが減ることで、自然な運動経験が不足します。
外遊びでは、走る・跳ぶ・登る・投げるなど、全身を使った多様な動きが自然と生まれます。
この経験不足が、運動神経の発達を妨げる大きな原因となっています。

 同じ動作ばかりで動きが偏っている

習い事やスポーツに早くから取り組むお子さまも増えていますが、特定のスポーツだけに偏ると注意が必要です。
 
特定のスポーツや習い事だけでは、全身をバランスよく使う経験が得にくくなります。
たとえば、サッカーだけをしていると、足の動きは発達しますが、上半身の使い方や手の協調性が育ちにくくなることがあります。
 
運動神経を総合的に伸ばすには、幼少期は特定の競技に絞るよりも、さまざまな動きを経験することが大切です。

体幹が弱く姿勢が安定しない

現代の子どもは、姿勢を保つための体幹の筋力が弱い傾向にあります。
長時間の座り姿勢や、体を支える機会の減少により、体の軸がぶれやすくなっています。
体幹が弱いと、走る・跳ぶ・投げるなどの基本動作が不安定になります。
 
また、姿勢が悪いと疲れやすくなり、運動自体を避けるようになる悪循環に陥ることもあります。
体幹を鍛えることは、すべての運動の土台となる重要なポイントです。

成功体験が少なく苦手意識が強まる

運動が苦手な子どもの多くは、「できた!」という成功体験が少ない傾向にあります。
周りの子どもと比較されたり、失敗を指摘されたりすることで、運動への意欲が下がりやすくなります。
一度苦手意識を持つと、運動を避けるようになり、さらに経験不足になるという悪循環に陥ります。
 
運動神経を伸ばすには、小さな成功でも認めて褒めることで、お子さまの自信とやる気を育てることが重要です。

運動神経を良くするためのポイント

運動神経を伸ばすには、難しいトレーニングよりも「いろんな動きを楽しく経験する」ことが大切です。
ここでは、効果的な5つのポイントを紹介します。
 
倒立の手と視線の位置を練習する子どもの様子

多様な基本動作を取り入れる

運動神経を総合的に伸ばすには、さまざまな基本動作を経験することが重要です。
走る・跳ぶ・投げる・捕る・ぶら下がるなど、全身を使う動きを意識的に取り入れましょう。
特定の動きだけでなく、前後左右、上下など、あらゆる方向への動きを経験することが大切です。
 
公園の遊具を使った遊びや、ボール遊び、鬼ごっこなど、日常の遊びの中に自然とこれらの動作が含まれています。
遊びを通じて、楽しみながら多様な動きを身につけることができます。

バランス感覚を鍛える遊びを取り入れる

バランス感覚は、すべての運動の基礎となる重要な能力です。
片足立ちや線上歩きなど、軸を意識する動きが姿勢の安定につながります。
 
平均台や縁石の上を歩く、片足でケンケンするなど、日常の中でバランスを意識する遊びを取り入れてみましょう。
バランス感覚が向上すると、体の軸がぶれにくくなり、走る・跳ぶ・投げるなどの動作も安定します。
また、転びにくくなるため、怪我の予防にもつながります。

体幹を鍛える運動を続ける

体幹は、すべての運動の土台となる重要な部分です。
ブリッジやくま歩きなど、遊び感覚で体幹を刺激できる運動を日常に取り入れてみましょう。
難しい筋トレをする必要はなく、動物の動きを真似したり、体を支える姿勢を保つ遊びを楽しむだけで体幹のトレーニングになります。
 
体幹が強くなると、姿勢が良くなり、疲れにくくなります。
また、さまざまな運動のパフォーマンスも向上します。

小さな成功体験を積み重ねる

運動神経を伸ばすには、継続的な取り組みが不可欠です。
そのためには、お子さまのやる気を引き出すことが重要です。
 
「昨日より1回多く跳べたね」「前よりバランスが取れるようになったね」など、成長を一緒に喜ぶことで自信と継続力が育ちます。
他の子どもと比較するのではなく、お子さま自身の成長に目を向けることが大切です。
小さな成功体験の積み重ねが、運動への前向きな気持ちを育て、さらなる成長につながります。
 

家庭でできる簡単な遊び・トレーニング

家の中や近くの公園でも、子どもの運動神経を育てる遊びはたくさんあります。
特別な道具がなくても、日常の中で取り入れられる遊びを紹介します。

けんけんぱでジャンプ力とリズム感を鍛える

けんけんぱは、ジャンプ力とリズム感を同時に鍛えられる定番の遊びです。
リズムよく片足・両足で跳ぶ動作を繰り返すことで、タイミングを取る力やバランス感覚も養えます。
 
お子さまが慣れてきたら、マスを小さくしたり、リズムを速くしたりと難易度を変えて挑戦してみましょう。
親子で一緒に数を数えながら行うと、楽しみながら継続しやすくなります。

ボール遊びで反応と集中力を養う

ボール遊びは、目と手の協調性を高めるのに最適な遊びです。
キャッチボールやバウンドリレーなど、ボールを通した遊びは目と手の連動を高めます。
ボールの動きを目で追い、タイミングよく手を動かす動作は、反応速度や集中力を養います。
 
最初は大きくてやわらかいボールを使い、短い距離から始めましょう。
徐々に距離を伸ばしたり、小さいボールに変えたりすることで、難易度を調整できます。

平均台ごっこでバランス力を育てる

平均台がなくても、家庭で簡単にバランス遊びができます。
床にテープを貼って線上を歩くだけでも十分。
落ちないように歩く練習が体幹強化になります。
 
まっすぐな線だけでなく、曲線やジグザグにすることで、さらに楽しく取り組めます。
慣れてきたら、線の上で片足立ちをしたり、後ろ向きに歩いたりするなど、バリエーションを増やしてみましょう。
バランス感覚が向上すると、他の運動も上達しやすくなります。
 
けんけんぱをする子どもの様子

動物の動きを真似した全身運動

家庭でできる簡単な遊びに慣れてきたら、少しずつ全身を使う動きにも挑戦してみましょう。
特におすすめなのが「動物の動きをまねる運動」です。
 
遊びの延長で体幹・バランス・リズム感を自然に鍛えられるうえ、室内でも楽しめるのが魅力です。
想像力を働かせながら動くことで、お子さまが主体的に体を動かす力も育ちます。

うさぎ跳びでリズム感とジャンプ力を育てる

手を前についてリズムよくジャンプします。
しゃがんだ姿勢から両手を前方の床につき、両足で同時にジャンプして手の位置まで飛びます。
手→足→手→足とリズミカルに進んでいきます。
繰り返すことでリズム感と下半身のバネが身につきます。
 
うさぎ跳びは、タイミングを合わせて体を動かす練習になるため、縄跳びやダンスなど、リズムが必要な運動の土台作りにも効果的です。
また、腕で体重を支える動作は、マット運動や鉄棒など、腕の力が必要な技の基礎練習にもなります。

カエル跳びで下半身の瞬発力を鍛える

しゃがんだ姿勢から両手を床についてジャンプします。
足を肩幅より広めに開き、しゃがんだ状態から両手を床につけます。
そこから一気にジャンプして前に飛び、着地したらまたしゃがんで同じ動作を繰り返します。
太ももやお尻の筋肉を使うことで脚力が強くなります。
 
カエル跳びは、下半身全体の筋力とジャンプ力を同時に鍛えられる効果的な運動です。
また、着地時のバランス感覚も養われます。
「カエルさんみたいにピョンピョン跳んでみよう」と声をかけると、お子さまも楽しく取り組めます。

くま歩きで腕と体幹を強くする

四つん這いの姿勢で、手と足を交互に動かしながら前進します。
お尻を高く上げた状態で、手のひらと足の裏全体でしっかりと床を押しながら歩きます。
このとき、膝は曲げずに伸ばした状態を保つことがポイントです。
肩や腕、腹まわりを使うことで姿勢の安定につながります。
 
最初は2〜3メートルの短い距離から始め、慣れてきたら部屋を一周するなど距離を伸ばしていきましょう。
くま歩きは、体幹を効果的に鍛えられるだけでなく、肩周りの筋力も向上するため、鉄棒や逆上がりなどの練習にもつながります。
 

運動神経に関するよくある質問

Q1.運動神経は生まれつき決まるものですか?

A. いいえ、運動神経は生まれつきではなく、経験によって育つ力です。
幼少期に多様な動きを経験することで、脳と筋肉の連携が発達し、体の動かし方が上達します。
特に5〜8歳の「プレゴールデンエイジ」は神経系の発達が著しく、この時期に多くの遊びや運動を経験することで、将来の運動能力の基礎が育ちます。

Q2.家でできる運動神経を良くする遊びはありますか?

A. はい、家庭でも簡単に取り入れられる遊びがたくさんあります。
たとえば、けんけんぱ(リズム感とジャンプ力)、ボール遊び(反応力と集中力)、平均台ごっこ(バランス感覚)などがおすすめです。
また、「うさぎ跳び」「くま歩き」「カエル跳び」などの動物の動きをまねる運動も、楽しく体幹や全身のバランスを鍛えられます。

Q3.運動が苦手な子どもでも運動神経は良くなりますか?

A. もちろんです。
運動が苦手なお子さまも、小さな成功体験を積み重ねることで自信とやる気を育てることができます。
最初は短時間でも「できた!」を大切にし、褒めながら継続することがポイントです。
焦らず、お子さまのペースで楽しみながら体を動かすことで、確実に運動神経は伸びていきます。

まとめ

運動神経は、生まれつきではなく、幼少期の経験や環境によって育つ力です。
走る・跳ぶ・投げる・捕るなどの基本動作をバランスよく経験し、多様な動きに触れることが重要です。
 
運動神経を良くするためには、多様な基本動作を取り入れる、バランス感覚を鍛える、リズム遊びを楽しむ、体幹を鍛える、そして小さな成功体験を積み重ねることが大切です。
家庭では、けんけんぱ、ボール遊び、平均台ごっこ、動物の動きの真似など、特別な道具がなくてもできる遊びがたくさんあります。
1日30分を目安に、家族で一緒に楽しむ時間をつくり、記録や目標をつけることで、継続しやすくなります。
焦らず、お子さまのペースに合わせて、楽しく体を動かす習慣をつくっていきましょう。
 
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