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後転倒立の手順とコツを解説!家庭でできる段階的な練習方法も紹介

「後転倒立」は「後転(後ろ回り)」と「倒立(逆立ち)」を繋げて行う技です。
習得するまでに時間がかかる子どもも少なくありませんが、体の動かし方やタイミングのコツを覚えることで、成功しやすくなります。
 
本記事では、後転倒立の手順、成功させるためのコツ、家庭でできる段階的な練習方法について解説します。
 

後転倒立とは

「後転倒立」とは「後転(後ろ回り)」と「倒立(逆立ち)」を繋げて行う技のことです。
まず後転をしてから、その勢いを利用して倒立の姿勢へ移行し、最後に立ち上がります。
 
後転倒立を成功させるためには「後転」と「倒立」の基礎をそれぞれ習得しておくことが大切です。
後転と倒立が身についていれば、体の動かし方やタイミングのコツを意識することで、後転倒立が成功しやすくなります。
 
後転のコツはこちらの記事で紹介しているので、ぜひチャレンジしてみてください!  

後転倒立の手順

後転倒立の基本的な動きは、次の流れで行います。
  1. 手のひらを上に向け、耳の横に添えて構える
  2. しゃがんで体を後方に倒し、転がる
  3. 床に手のひらをつき、しっかりと床を押す
  4. 床を押すのと同時に、足を上に蹴り上げながら倒立の姿勢に入る
  5. 足の裏で着地する
それぞれの動きや、タイミングを意識しながら練習することが大切です。

後転倒立を成功させるための3つのコツ

ここでは、後転倒立を成功させるために重要な3つのコツについて、それぞれ解説します。  

勢いよく後転する

後転から倒立へスムーズにつなげるためには、十分な勢いが必要です。
床にお尻をついた体育座りのような状態から後転を開始すると、回転の勢いが弱く、筋力だけで倒立へ移行することになってしまいます。
その結果、倒立へ移行しにくくなります。
 
2つの技をスムーズに連続して行うためには、お尻を床から少し浮かせた状態で後転を開始し、回転の勢いをしっかり利用することが大切です。
勢いを利用することで倒立の姿勢に入りやすくなります。
 
後転倒立の助走のために足を上に向け後転をしている男の子の様子  

体を丸めた状態で後転する

回転するときに体が伸びていると、重心がうまく移動せず、スムーズに回転できません。
後転の際は、あごを引いて視線はおへそへ向けて、体をしっかり丸めた状態で行うことがポイントです。
 
体を丸めることで回転が安定し、勢いもつきやすくなるため、後転から倒立への移行がスムーズに行えます。  

足で蹴るのと同時に手のひらで床を押す

後転から倒立へ移るときに重要なのは、足を上に蹴り上げる動きと、手のひらで床を押す動きを同時に行うことです。
2つのタイミングがずれてしまうと、足がうまく上がらなかったり、倒立の姿勢に入りにくくなったりします。
 
足を上に蹴り上げる動きと、手で床をしっかり押して体を持ち上げる動きを同時に行うことを意識し、繰り返し練習しましょう。  

家庭でできる後転倒立の段階的な練習方法

ここでは、家庭でできる後転倒立の段階的な練習方法を解説します。
安全に配慮しながら、順番に練習していきましょう。
 
後転倒立を成功させるためには、後転と倒立をそれぞれ習得しておくことが大切です。
どちらか1つでも不安がある場合は、まず後転と倒立をマスターしてから、後転倒立の練習へ進みましょう。

後転(後ろ回り)の練習

まずは、後転の正しい方法を身につけるために、マットや布団の上で練習します。
後転のポイントは、次の通りです。
  • 手のひらを上に向けて耳の横に添え、あごを引いて視線はおへそへ向け体を丸めて構える
  • お尻、腰、背中、肩、頭を順番に床につけながら後転する
  • 体を丸めたまま後転する
  • 後転後、手のひらでしっかりと床を押して勢いをつけ、腰を持ち上げて両足で着地する
これらのコツを意識しながら練習しましょう。  

倒立(逆立ち)の練習

次に、倒立を身につけましょう。
怪我を防ぐために、マットまたは布団などの上で、大人の補助や見守りを受けて練習するようにします。   倒立のポイントは、次の通りです。
  • 手を床につくときは肩幅程度に開き、指先を進行方向に向けて肘を伸ばす
  • 倒立の際は、首を軽く伸ばし、視線は手と手の間にする
  • 片足をしっかりと蹴り上げ、バランスが整ってからもう一方の足を揃える
  まずは壁を使った「壁倒立」から始め、慣れてきたら壁のない場所で大人の補助を受けながら挑戦しましょう。
サポートする大人は横に立ち、足を持ち上げたり、倒立を支えたり、必要に応じて補助します。
慣れてきたら、少しずつ補助を減らしていきます。
 
倒立の練習では、お腹や腰に力を入れて体をまっすぐ保つ感覚を身につけましょう。
腕や体幹の筋力が弱いと、倒立が不安定になるため、筋力を養いながら、感覚を覚えていくことが大切です。
 
壁倒立を10〜20秒程度キープできるようになってから、後転倒立の練習に進むと成功しやすいでしょう。
倒立が安定していない状態で後転倒立に挑戦するのは難易度が高く、転倒する危険もあるため、まずはしっかりと倒立を身につけておきます。  

だるまで足を上げる練習

「だるま」は、体操座りの姿勢から背中を丸めたまま後ろに転がり、再び元の姿勢に戻る動きです。
後転倒立に必要な“足を上に蹴り上げる感覚”を身につけることができます。
 
まずは、次の流れで足を上げる練習を行いましょう。
  1. マットや布団の上に膝を曲げて座る
  2. 背中を丸めた姿勢のまま後ろに転がる
  3. 倒れた瞬間に両足を閉じてつま先を天井に向けて、真上へ蹴り上げるイメージで足を高く上げる
  4. 体の反動を使い、元の姿勢に戻る
この動きを繰り返して、足を上げるタイミングや体の連動を覚えていきましょう。
 
慣れてきたら、手の動きを加えて後転倒立により近い形にします。
  1. 膝を曲げて座り、手のひらを上に向けて耳の横で構える
  2. その姿勢のまま後ろに転がる
  3. 足を真上へ蹴り上げるのと同時に、手のひらを床につけて支える
  4. 体を丸めたまま元の姿勢に戻る
手を床に置くタイミングと足を蹴り上げる動きが合ってくると、後転倒立に必要な体の使い方が自然と身につきます。
繰り返し行いながら、動きの感覚をつかんでいきましょう。  

だるまから徐々に後転倒立に近づける

だるまで足を上げる練習に慣れたら、徐々に後転倒立の形に近づけていきます。
後ろに倒れて手を床についたときに、手のひらで床をしっかりと押し、体を持ち上げるように意識しましょう。
 
最初から倒立の姿勢を作るのは難しいため、繰り返し行い、少しずつ体を持ち上げて倒立に近づけていきます。
 
マットの上で倒立をする女の子と支える体操教室の先生の様子  

自宅での練習は安全に配慮して行うことが重要

自宅で後転倒立の練習をするときは、安全に配慮して行うことが重要です。
倒立や後転倒立では、転倒する可能性があるため、マットや布団などの柔らかい場所で行い、大人が補助や見守りをしましょう。
 
また、周囲の物は片づけて、十分なスペースを確保しておくことも大切です。
不要な物があると、衝突する危険があるだけでなく、不安や緊張から動きがぎこちなくなることもあります。
 
後転倒立を安全かつ効率的に上達させるためには、安全なスペースの確保だけでなく、正しい練習方法や適切な補助も欠かせません。
 
自宅での練習に不安を感じる場合は、専門の体操教室で学ぶのもおすすめです。
「ジムオルソ」は、2歳から通える体操教室で、お子様の年齢やレベルに合わせたクラスを用意しています。
 

後転倒立に関するよくある質問

Q1.後転倒立とはどのような技ですか?

A. 後転倒立は、「後転(後ろ回り)」からその勢いを使って「倒立(逆立ち)」につなげ、最後に立ち上がる体操の技です。
後転と倒立それぞれの基礎が身についていることが、成功の前提となります。

Q2.後転倒立を成功させるためのコツは何ですか?

A. ポイントは、①勢いよく後転すること、②体を丸めて回転すること、③足を蹴り上げる動きと同時に手のひらで床を押すことです。
特に「足を蹴るタイミング」と「手で床を押すタイミング」を合わせることが重要です。

Q3.ジムオルソで後転倒立の練習はできますか?

A. はい、ジムオルソでは後転倒立に必要な「後転」や「倒立」といった基礎から、段階的に練習できます。
お子様の年齢やレベルに合わせて指導を行うため、初めて挑戦する場合でも安心です。
自宅での練習に不安がある方や、正しいフォームで安全に上達したい方におすすめです。  

まとめ

「後転倒立」とは「後転(後ろ回り)」と「倒立(逆立ち)」を繋げて行う技を指します。
後転倒立のコツは、後方に倒れ、体を丸めて勢いよく転がり、足を蹴り上げるタイミングと手で床を押すタイミングを合わせることです。
 
後転倒立を成功させるためには「後転」と「倒立」をそれぞれ習得しておくことが大切です。
後転と倒立ができていれば、体の動かし方やタイミングのコツを覚えることで、後転倒立を成功しやすくなります。
 
どちらか1つでも不安がある場合は、まずそれぞれの技をしっかりと練習してから、後転倒立に取り組みましょう。
自宅で練習するときは、十分なスペースを確保し、マットや布団の上で大人の補助や見守りを受けて、安全に配慮して行うことが大切です。
自宅での練習に不安を感じる場合は、専門の体操教室を活用する方法もあります。
 
ジムオルソでは、お子様の年齢やレベル、やる気に合わせた、少人数制でアットホームな雰囲気のクラスを用意しています。
たとえば、2歳〜3歳が対象の「プレキッズ」をはじめ、小学3年生〜大人が対象の「バク転教室」までさまざまなクラスがあります。
体操教室への入会を検討されている方は、ぜひジムオルソの無料体験にお越しください。
 

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