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三点倒立のコツ|子どもがひとりでできるようになる練習ステップ

「三点倒立に挑戦しているけれど、なかなか足が浮かない」「バランスをとろうとすると後ろに倒れてしまう」など、そんなお悩みを持つお子さんや保護者の方は多いのではないでしょうか。
三点倒立は、正しいフォームと段階的な練習ステップを踏めば、初心者でも着実に習得できる技です。
 
この記事では、三点倒立のコツと家でできる練習方法をわかりやすく解説します。
できない原因と対処法、安全に取り組むための準備も合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

三点倒立とは?まず基本を知ろう

三点倒立とは、両手のひらと頭頂部の合計3点を地面につけてバランスを保つ倒立姿勢の一種です。
頭と両手の3点で支持することから「三点倒立」と呼ばれ、「三角倒立」とも呼ばれることがあります。
三点倒立は、逆さまになる感覚を養う技として、初心者や子どもでも挑戦しやすい技です。
 

三点倒立の種類(三角倒立・肘伸ばし型との違い)

三点倒立には主に以下の3つの種類があります。
 
種類特徴
三点倒立
(基本型)
両手のひらと頭頂部で支持。バランスが最もとりやすく、初心者向け
三角倒立両手を後頭部で組んで支持。肘でのバランスが必要でやや難しい
肘伸ばし型基本型から腕を大きく開き、肘を伸ばして支持。高度なバランス感覚が求められる
子どもが最初に練習すべきは、バランスがとりやすい「両手のひら+頭頂部」の基本型です。
まずこの形を安定させてから、難易度の高い型へのステップアップを目指しましょう。
 
さらにステップアップしたい方は、倒立のコツも以下の記事でも紹介しているので、合わせて参考にしてください。

三点倒立で身につく力

三点倒立は体幹やバランス感覚を鍛えるのに効果的な技で、習得後はさまざまなアクロバット技への応用が利くとされています。
逆さまの体勢でバランスをとる経験は、その後に挑戦する「倒立(手だけで体重を支える技)」の感覚練習としても非常に有効です。
また、子どもにとっては「できた!」という達成感を得やすく、自己肯定感を高めるきっかけにもなります。
 

練習前に知っておきたい!三点倒立の正しいフォーム

三点倒立を正しく習得するためには、頭と手の正確な位置関係を先に頭に入れておくことが重要です。
接点が頭頂部からずれてしまうとバランスが一気に崩れるため、フォームの理解なく感覚だけで練習しても上達しにくくなります。
まず正しい形を覚えてから練習を始めることが、最短で習得するためのカギです。
 
三点倒立をする子どもの様子

頭のつく位置は「頭頂部」に固定する

三点倒立で最初に押さえるべきポイントは、地面につける頭の位置を「頭頂部」にすることです。
おでこ寄りに頭をセットしがちな初心者が多いですが、やや頭頂部寄りを目安にすると安定しやすくなります。
頭の形には個人差があるため、少しずつ微調整しながら自分がバランスをとりやすいポジションを探してみましょう。
 

手の位置は頭と「三角形」になるように置く

手と頭の配置は、上から見て三角形になるように置くことが安定のポイントです。
両手を頭の真横に置くと左右のバランスはとりやすくなりますが、前後のバランスが難しくなり、後ろに倒れやすくなります。
三角形の頂点が頭になるように手を置くことで、前後のバランスがとりやすくなります。
 
なお、壁を使って練習するときは左右に倒れないよう「頭の横」に手を置きますが、壁なしの練習では前後に倒れないよう「三角形の頂点が頭」になるように手を置くのが基本です。
どちらか一方が正解というわけではなく、練習の段階に応じて手の位置を変えることがポイントです。
 

体を一本の棒のようにまっすぐ保つ

姿勢をキープする際は、頭の上に腰、腰の上に膝、膝の上に足首が乗るよう「一本の棒」をイメージして形を作ることが大切です。
背中が丸まっていると重心がずれて足が浮きにくくなるため、背筋を伸ばしてお尻を真上に向ける意識を持つことがポイントです。
姿勢の確認にはスマートフォンの動画撮影が有効です。
「真っすぐやっているつもり」でも背中が丸まっているケースが多いため、客観的に確認してみましょう。
 

ステップ別!三点倒立の練習方法

三点倒立を習得するには、いきなり足を伸ばして完成形を目指すのではなく、段階的に練習することが重要です。
最初から蹴り上げで挑戦すると背中から転倒しやすく、間違った感覚を身につけてしまう原因になります。
まずは3つのステップに分けて練習することで、安全かつ着実に習得できるとされています。
 

ステップ1:まず壁ありで逆さまの感覚をつかむ

壁なしの練習を始める前に、まず壁を使って三点倒立の感覚を身につけましょう。
壁ありでは後ろに倒れる心配がないため、①逆さまになる感覚、②頭と手に体重を乗せる感覚、③左右のバランスをとる感覚の3つを安心して養えます。
 
練習するときは、壁からできるだけ近い位置に頭と手をセットすることが大切です。
壁から離れすぎると体がまっすぐにキープできず、間違ったフォームで練習することになってしまいます。
 

ステップ2:膝を曲げた「逆さまカエル」でバランスを練習する

壁なし練習に進む際は、足を一気に伸ばさず膝を曲げた状態で床から足を離す「逆さまカエルポーズ」からスタートします。
足を伸ばしたときがバランスを崩しやすい最難関ですので、まず膝を曲げた低い状態で安定してバランスを保てるようになることが重要です。
 
このとき、保護者は子どもの足先ではなくお尻を支えてあげてください。
足先を持って支えてしまうと、自分でバランスをとる感覚が身につきません。
バランスをとることに慣れてきたら少しずつ支える力を弱め、そっと手を離していきましょう。
まずは1人で3秒間維持することを最初の目標にしてください。
 

ステップ3:ゆっくり足を伸ばしてキープする

逆さまカエルの状態で安定してバランスがとれるようになったら、そのままゆっくり足を伸ばして完成形を目指します。
このステップの最大のコツは「焦らず、ゆっくり」です。
頭や腕への負荷が続くと急いで足を伸ばしてしまいがちですが、ゆっくり伸ばしながらバランスを確認することが成功への近道です。
 
3秒キープができたら5秒、5秒ができたら10秒と少しずつ目標を伸ばしていきましょう。
慣れてきたら倒立中にゆっくり足を開いたり閉じたりすることで、さらに体幹やバランス能力を高められます。
 
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できない原因と対処法:よくある失敗パターン

三点倒立がうまくいかない場合、多くは「足が浮かない」「後ろに倒れてしまう」という2つのパターンに分類できます。
原因に応じた対策方法を知っておくことが早期改善につながります。
原因を正確に把握してから修正することで、誤った癖を身につけずに効率よく習得できるでしょう。
 

「足が浮かない」→背中が丸まっているのが原因

足が床から離れない最大の原因は、背中を丸めた猫背のような姿勢で練習していることです。
「まっすぐやっている」と感じていても、実際は背中が丸まっているケースが多くあります。
 
背筋を伸ばしてお尻を真上に向けるように意識するだけで、自然と足が床から離れやすくなります。
まずはスマートフォンで横から動画を撮影して、自分の姿勢を客観的に確認してみましょう。
 

「背中側に倒れてしまう」→手の置き位置が原因

バランスがとれずに背中側に倒れてしまう場合は、両手の位置が頭の真横になっていることが最も多い原因です。
手を真横に置くと左右は安定しますが前後のバランスが難しくなり、背中側に倒れやすくなります。
 
三角形の頂点が頭になるように手を置くことで、前後のバランスがとりやすくなります。
最適な手の位置には個人差があるため、少しずつ位置を調整しながら自分に合ったポジションを見つけていきましょう。
 

練習環境と安全対策について

三点倒立は初心者でも挑戦しやすい技ですが、正しい知識と安全な環境なしで行うと、首や後頭部への負荷から怪我につながる可能性があります。
特に、倒れたときに背中を強く打つことがあるため、周囲の環境を整えてから練習を始めることが必須です。
保護者が必ず立ち会い、補助できる体制を整えたうえで取り組みましょう。
 
両手と頭頂を床につけ三点倒立の練習をしている子供たちの様子

練習前に準備すること

練習を始める前に、以下の3点を必ず準備してください。
 
裸足になる: 靴下を履いていると、足を上げるときや着地のときに滑ってしまう原因になります。
 
髪が長い場合は一つ結びにする: ツインテールなど左右に分けた状態だと、手で髪を踏んでしまう可能性があります。
ポニーテールのような一つ結びがおすすめです。
 
マットを敷く: ジョイントマットや薄手のクッションを敷いて、頭への衝撃を和らげましょう。
頭の下にだけ、厚みのあるクッションを敷くと頭が手より高くなり、肘が伸びて力が入りにくくなるため、薄手のものを選ぶのがポイントです。
 
また、倒れたときに横や後ろにもスペースが必要ですので、周囲に家具などがない広めの場所を確保してから練習を始めましょう。
 

こんな症状が出たらすぐに休む

三点倒立の練習中に、頭が痛い・目が充血する・ふらつく・クラクラするといった異変を感じた場合は、すぐに練習を止めて症状が落ち着くまで体を休ませてください。
 
首にも大きな負荷がかかるため、頭の角度を誤ると練習後に痛みが残るような怪我につながることがあります。
子どもは「まだ大丈夫」と言いがちなため、保護者が定期的に声をかけて体調を確認することが大切です。
 

まとめ

三点倒立は「壁あり→逆さまカエル→ゆっくり足を伸ばす」という3ステップの練習を積み重ねることで、初心者でも着実に習得できる技です。
できない原因の多くは「背中の丸まり」または「手の置き位置」にあるため、姿勢と手のポジションを一つずつ確認しながら練習を進めましょう。
自宅で練習する際は必ず保護者が立ち会い、安全な環境を整えたうえで取り組んでください。
 
「フォームをしっかり身につけさせたい」「専門家に補助してもらいながら練習させたい」という方には、体操教室でのレッスンがおすすめです。
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