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組体操のサボテンとは?成功させるコツと練習方法を解説

「サボテンが難しくてうまくできない」「子どもが練習で怖がっている」など、運動会の時期になると、そんな悩みを持つ親御さんや子どもは多いのではないでしょうか。
サボテンは組体操の2人技の中でも難易度が高い技ですが、正しいコツと手順を理解して段階的に練習することで、着実に完成度を高められます。
 
この記事では、サボテンの基本から下の人・上の人それぞれのコツ、肩車からの移行手順まで、安全を最優先にしながら成功させるためのポイントを解説します。
 
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組体操のサボテンとはどんな技?

サボテンは組体操の2人技のひとつで、下の人が足を広げて膝を曲げ、その左右の膝の上に上の人が左右の足を乗せ、両腕を左右に大きく広げて完成させる技です。
完成した姿がサボテンの形に似ていることから「サボテン」と呼ばれており、運動会の組体操で見栄えのする花形技として広く知られています。
組体操の2人技の中でも難易度が高いとされているため、正しい手順とコツを理解したうえで練習に取り組むことが重要です。
 

サボテンの完成形

完成形では、下の人が足を肩幅より大きく開いて膝を深く曲げた状態で立ち、その左右の膝の上に上の人が足を乗せます。
下の人は上の人の膝または太ももを手で支え、上の人は前傾姿勢になりながら両腕を左右に大きく広げてポーズを決めます。
上の人・下の人とも同じ方向を向いており、2人の体が一体となったサボテンのシルエットが完成です。
 
完成形を整理すると、以下のようになります。 下の人 ・足を肩幅より大きく開く ・膝を深く曲げて体勢をつくる ・上の人の膝または太ももを手でしっかり支える ・胸を張り、背筋をまっすぐ伸ばす
 
上の人 ・下の人の膝の上に左右の足を乗せる ・下の人を信頼して体の力を抜く ・まっすぐ立ってから前傾姿勢をとる ・両腕を左右に大きく広げる
 

サボテンの難易度

サボテンは、組体操の2人技の中でも最難関のひとつに位置づけられており、指導書の中にも「2人技の最難関サボテン」という記述があるほど、高い技術と練習量が求められる技です。
それだけに、2人がそろって成功したときの達成感と観客へのインパクトは大きく、運動会の花形技として根強い人気があります。
難しい技だからこそ、最初からいきなり完成を目指すのではなく、段階を踏んで練習することが大切です。
 

サボテンに取り組む前に知っておきたい安全性の話

サボテンは難易度が高い分、バランスを崩した際に上の人が高い位置から前方へ落下するリスクがあり、大きな怪我につながる可能性があります。
実際に一部の自治体や学校では、安全上の理由からサボテンや肩車を「実施しない技」として定めているケースもあります。
 
安全を最優先に考えながら、正しい手順と十分な練習のもとで取り組むことが、サボテンを成功させるための前提条件です。
 

自治体・学校による安全ガイドラインを確認する

東京都北区の教育委員会は2016年3月の定例会において「立ったままの姿勢で、膝より上の部位(膝・腰・背中・肩等)で相手を支える技は行わない」という基準を定め、サボテンや肩車もその対象に含めたことが報告されています。
また名古屋市も組体操における事故の発生状況をまとめ、サボテンに関して詳しい安全確保の指示を公開していました。
これらはいずれも2016年当時の情報ですので、現在の方針については各学校・自治体に直接ご確認ください。
 
運動会の練習が始まる前に、「うちの学校ではサボテンをやるのか」「どのような安全対策をとっているのか」を担任の先生に確認しておくと安心です。
 

サボテンで起きやすい怪我と原因

サボテンの怪我は主に上の人に起きやすく、バランスを崩して前方へ落下すると、顔や腕に大きなダメージを負うリスクがあります。
下の人も上の人の体重を支え続けることで腰を痛めるリスクがあるため、立ち上がる際に腰が引けた状態にならないよう姿勢の管理が重要です。
怪我を防ぐためには、まずお互いの体重・身長の相性を確認し、無理なペアで強行しないことが大前提です。
 
スポーツ庁が2016年3月に発出した事務連絡「組体操等による事故の防止について」によると、2011〜2014年度の組体操による事故の医療費支給件数は年間8,000件を上回り、技別件数ではタワー・倒立・ピラミッド・肩車に続いてサボテンが5番目に多い種目となっています。
サボテンは少人数ながら事故が起きやすい技であることが、国の公式データからも示されています。
 

肩車のコツを押さえよう|サボテンへの第一歩

サボテンは多くの場合、肩車の体勢から移行して完成させます。
そのため、まず肩車を安定してできるようになることがサボテン習得の最初のステップです。
肩車のコツを下の人・上の人に分けて正確に理解しておくことで、サボテンへの移行がスムーズになります。
 

下の人の肩車のコツ

下の人は立ち上がる前に背筋を伸ばし、おへそを前に出す感覚で立つことで、腰が引けず安定した姿勢が保てます。
上の人を持ち上げる際は、首で持ち上げようとせず肩で持ち上げることが重要です。
首で支えようとすると腰痛や頸部へのダメージにつながる可能性があるため、必ず肩で支える意識を持ちましょう。
 
立ち上がる力が足りないと感じる場合は、スクワットや四股を踏む練習で下半身の筋力を養うことも有効です。
 

上の人の肩車のコツ

上の人は猫背にならず背筋をまっすぐに保ち、「持ち上げてもらう」のではなく「軽く肩に乗る」という意識を持つことが大切です。
膝を曲げ、膝からつま先までを下の人の背中に回し、腰あたりで足を重ねてロック状態にすると安定しやすくなります。
 
壁や肋木(ろくぼく)を使ってバランス感覚を練習する方法も有効です。
下の人が腰を落とし、上の人が太もものうえに立つ練習を繰り返すことで、「太ももの上でまっすぐ立つ」感覚が身についてきます。
 

サボテンを成功させるコツ|下の人・上の人に分けて解説

サボテンには「下の人のコツ」と「上の人のコツ」があり、それぞれの役割を正確に理解しておくことが成功のカギです。
どちらか一方だけが意識を高めても成立しない2人技だからこそ、お互いのコツを共有してから練習に臨みましょう。
 

下の人のコツ

下の人は思い切り腰を落とし、膝を水平に近づけることで上の人が足を乗せやすい安定した台座をつくります。
上の人が立ち上がるタイミングに合わせて、胸を張り背筋をピンと伸ばすことが重要で、猫背になると全体が崩れやすくなります。
 

上の人のコツ

上の人は最初に下の人の太もも辺りに足を置く感覚をつかみ、下の人が頭を抜いたあとでゆっくりと膝の上まで足を移動させるのが安定した移行のコツです。
持ち上げられたらまずまっすぐ立つことを優先し、前傾姿勢はそのあとゆっくりとります。
 
最も大切なのは「力を抜く」ことと「下の人を信頼すること」です。
高さへの恐怖から体が固まったりふらついたりすると、逆にバランスが崩れやすくなります。
下の人を信頼し、落ち着いて体勢を保つことが、成功への大きな一歩になります。
 

2人に共通するコツ:声を掛け合い息を合わせる

サボテンはタイミングのズレが即座に失敗や怪我につながる2人技です。
「せーの」などの掛け声で息を合わせることが成功率を大きく左右します。
練習段階では遠慮がちになりやすいですが、お互いの体をしっかりと支え合うことが安定した技の土台になります。
 
体重や身長のバランスが合わず、どうしてもうまくいかない場合は、無理に続けず先生に相談してペアを変えることも有効な解決策です。
相性の合うペアに変えるだけで、案外スムーズにいくケースもあります。
 
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肩車からサボテンへの移行手順

肩車の状態から、下の人が足を広げて膝を曲げ、上の人が太もも→膝へと足を移動させたのち、下の人が頭を抜いて完成させる。
これがサボテンの一連の移行の流れです。
この各ステップをひとつずつ確認しながら練習することが、完成度を高める最短ルートです。
 

移行のステップを確認する

ステップ1:肩車の状態で体勢をつくる 肩車の状態のまま、下の人が足を肩幅より大きく開き、膝を深く曲げて体勢をつくります。
 
ステップ2:上の人が足を移動し、下の人が手で支える 上の人は下の人の太もも辺りに足を移動させます。
下の人は上の人の膝または太ももを手でつかみ、体勢が安定するまでしっかりと支えます。
 
ステップ3:頭を抜いて完成 状態が整ったことを2人で確認してから、下の人がゆっくり頭を前方に抜きます。
上の人は少し前傾になりながら両腕を左右に広げればサボテンの完成です。
 
各ステップで必ず声を掛け合い、次のステップへ進むタイミングを2人で合わせることが大切です。
 

壁を使った安全な練習法

初めてサボテンを練習する際は、壁を背にした状態からスタートするのがおすすめです。
後ろに倒れるリスクを大幅に減らせます。
練習には、2人の実技者のほかに補助者を2名つけると安全かつ効率的に進められます。
 
壁役(後方サポート):上の人が後ろに倒れないよう背後から支える チェック役(姿勢確認):横から姿勢を確認し、アドバイスを伝える
 
壁あり練習で安定して完成できるようになってから、壁なしの練習に移ることが怪我なく習得するための正しい順序です。
焦らず段階を踏んで練習を積み重ねましょう。

組体操のサボテンに関するよくある質問

Q1. 組体操のサボテンを成功させる一番のコツは何ですか?

A. 上の人・下の人が声を掛け合い、動くタイミングを合わせることが大切です。
下の人は腰をしっかり落として安定した土台をつくり、上の人は体に力を入れすぎず、まずまっすぐ立つことを意識しましょう。
いきなり完成形を目指さず、肩車から段階的に練習することもポイントです。

Q2. サボテンが怖くてうまくできない場合はどうすればよいですか?

A. 無理に完成させようとせず、壁や補助者を活用して段階的に練習しましょう。
特に上の人は高さへの恐怖から体が固まるとバランスを崩しやすくなります。
肩車や太ももの上に立つ練習などから始め、安定した姿勢を身につけてから次の段階へ進むことが大切です。

Q3. 組体操のサボテンは危険な技ですか?

A. サボテンはバランスを崩すと上の人が落下する可能性があり、組体操の中でも特に安全への配慮が必要な技です。
学校や自治体によっては実施を制限している場合もあります。
必ず学校の方針を確認し、先生など適切な指導者・補助者のもとで安全を確保して取り組みましょう。
 

まとめ

サボテンは組体操の2人技の中でも最難関のひとつですが、下の人・上の人それぞれのコツを正しく理解し、声を掛け合いながら段階的に練習することで、着実に完成に近づけられます。
 
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